ぐもブロ

自分と向き合うためのブログ

忘れられないエピソード

「今の君は全然おもしろくない。会うのは時間の無駄」今朝、千代田線で泣いた話

「これからのインタビュー記事は、聞き手が表に出る時代」 そんな内容の記事のリンクを、今朝、家を出る頃に投稿したところ、すぐにコメントがつきました。 「お前、聞き手なんか。さぶ」 一瞬、「はい?」と思いながらも、気楽に受け流せなかったのは、相手…

もうひとつの時間

頭上でオーロラが爆発したとき、ぼくは言葉を失い、夢中になってカメラを向けていたけど、最後は写真を撮るのもやめて、雪原の上に大の字になり、ただただ光のショーを眺めていました。この光景をしっかりと目に、そして記憶に焼き付けたかったのです。 今年…

軌道の美しさを追求した日々

// 「ひたすらシュート練習をすれば、シュートだけなら世界一になれるかもしれない」と思って、大学1,2年のとき、ノートをつけたりビデオに撮りながら、無回転シュートについて研究していた時期がありました。運動エネルギーを無駄なくボールに伝達させるた…

寒さが、人を強くする。志が、人を美しくする。

今朝、玄関を開けたら予想以上の寒さで、何故かそれが、妙に心地よかった。 冬の寒さで思い出すのが、大学3年生のクリスマスだ。就職活動の最中、周りがエントリーシートがなんとかとか言っている時期、ぼくはその言葉の意味もわからなかった。就活で悩んで…

「笑わせるな!」先生が本気で怒ったのは、最後にぼくが笑うためだった

六本木駅から地下鉄に乗ろうとしたとき、電車から降りてきた人に見覚えがありました。 「え!? 古谷先生ですか?」 「おぉ!洋太やないか!えらい大人になったな〜!」 5年ぶりの再会。ひと言ふた言話して別れましたが、帰りの電車で、当時の記憶が走馬灯…

3万7000円の傘を買った話

今年の梅雨前、3万7000円の傘を買いました。 きっかけは、その2週間前に、大切にしていた傘を失くしたことでした。家を出るとき、置いてあるはずの場所に傘がなかった。どこに置いてきてしまったのか、最後に使ったのがいつだったのかさえ思い出せませんでし…

「お兄さん、俺プロになりたい」夢を抱いた少年に背中を見せた2年間

大学1、2年生の2年間、近所の小学校で毎週末サッカーを教えていました。といっても、コーチという立場ではありません。ひとりで壁に向かってボールを蹴っていたある日、小学生の保護者のひとりから、「良かったらお兄さんも、一緒にゲームに混じりません?」…

幸運のマッキンリー

アラスカ添乗中の話です。 マッキンリー登頂中に消息不明になった冒険家・植村直己さんに絡めて、ヨーロッパ自転車旅の話をバスの中でしていたら、 「中村さんて、本当に運が良い方よね。これまでの人生でラッキーなことがたくさん起きて」とお客さんに言わ…

あるフランス人との出会いと、意図的な奇跡

「Have a nice trip Mr.Thierry」 お昼に定食屋にいたら、ぼくの隣に外国人の4人家族が座ってきました。 「TOKYO」と書かれたガイドブックを持っていたので明らかに観光客。話しかけてみたいと思いましたが、知らない人に話し掛けるのはいつだって緊張するも…

偶然の出逢い

今日はとても面白く、嬉しい出来事がありました。 夕方、会社のエレベーターに乗ると、先に乗っていた年配の男性に突然「ツアーは売れていますか?」と声をかけられました。あぁ、うちに来客の方だなと。そして、「(今日から社長に昇格した)松本さんはいら…