ぐもブロ

自分と向き合うためのブログ

飛び抜けた才能を、飛び抜けたままにするデザイン

「先日は『紅茶を飲む』ということだけで授業をしました。クッキーを食べて紅茶を飲んで、『じゃあサヨウナラ』って。子どもたちは、勉強をしたなんて思っていないでしょう。でも、彼らの心のなかにはいろいろなものが残ったはずです」

「『お前ら、ティーバッグの中身がどうなっているか知ってるか? 知らないなら切って開けてみなよ』ということでティーバッグを開けさせると、中にはサラサラの葉っぱが入っていることがわかる。それをティーポットに入れると、注ぐときに葉っぱが出てきてしまう。そこで子どもたちは思います。『なんでこのティーポットは役に立たないの?』って。昔の紅茶はフルリーフで、お湯を注いでから3分以上待たないと飲めなかった。でも、ブロークンというグラインドした粉が入ったティーバッグだと、すぐに飲める。世の中忙しくなったんだよと。それに、そもそも大きなティーポットが最近家庭にないのは、お茶をゆっくり飲まなくなったことと、大家族じゃなくなったからなんだ。つまり、産業とともに社会が変化して、飲むものまで変わってきているんだぜ」

「リファレンスがあるから新しいものができない」